60年前の赤ちゃん取り違えと相続

60年前の赤ちゃん取り違えによる訴訟は記憶にあたらしい

と思います。取り違えた病院側に3800円の慰謝料の支払を

命ずる判決がでました。

この裁判は、60年前に取り違えられた長男と3人の弟との

間になくなった父の相続について、争いがあり、長男は本当

の兄ではないと弟3人が提訴したことが発端のようです。

 

DNA鑑定では、親子関係は可能性がほとんど0(ゼロ)

と診断されたが、裁判所はもし血がつながっていなくても、

親子関係は成立するとして、弟3人からの訴えを退けました。

しかし、弟3人は、長男の配分が弟3人より相続財産が多い

が不満で、父親が本当も子供ではないと知っていたら、

長男に配分したとおりの相続はしなかったと、納得しない

ようです。

 

60年前のミスが、取り違えられた二人の人生はもちろん、回り

の人を巻き込んだ相続争いにまで発展する考えさせられる事件

でした。