遺品整理の話から

こんにちは。

遺言書作成・相続手続き専門行政書士の佐藤和彦です。


最近は、故人の遺した遺品の整理専門の職業「遺品整理屋」

が、出てきているということで、遺品整理専門業者の方が

書いた「もしものときに迷わない遺品整理の話(内藤久著 SB

新書刊)」を読んでみました。

この方は、1500件の遺品整理をしたと書いており、様々な

ケースを、感慨深げに書いています。


その中の一つに、金庫の開錠の話がありました。

一人暮らしの用心深い方の中には、金庫を買って、中に大切な

物を保管している人もいて、依頼主(遺族)から金庫の中身を

見たいと言われるのですが、一度として鍵が見つかったことが

ないそうです。(不思議ですね。)


結局、バールを使って無理やりこじ開ける作業を行うのですが、

1時間、場合によっては3~4時間、ひたすらバールをたたい

て、こじ開ける作業を続けるそうです。


やっと、毀して内容物を見てみると、決まって現金は入って

おらず、家の権利書、社印、実印、預金通帳のたぐいが殆ど

ということです。


このほか、ゴミ屋敷と化した家(部屋)の整理から、故人の

もっていた宝飾品がいつもまにか無くなってしまう話など、

現場に携わった方でないと、聞けない話が満載しています。


興味のある方は、ご一読を。

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