千葉県柏市の遺言・相続手続き専門行政書士の
佐藤和彦です。
最近、家族内ドロボーという本(長谷川裕雅氏 光文社
新書)を読みました。
家族内ドロボーとは作者の造語で、家族の預貯金や現金を
勝手に引き出したり、不動産の名義を知らないうちに書き
換えたり、不動産に無断で担保を設定して、お金を借りる
手口で家族の財産をドロボーすることです。
ドロボーが発覚するのは、相続の時が多いものの、決して
相続特有の問題ではないそうです。関係者は家族であり、
相続人とも限らないようです。
身近にいる家族なので、預貯金通帳やキャッシュカードの
置き場所や、暗証番号など、教えたり、知ることができるの
でしょう。
もちろん、実印等の印鑑なども含まれます。
親族の高齢化で痴呆などが進むと、家庭内ドロボーが増えて
いくかもしれませんね。
これは、「家庭内ドロボー」の範疇ではないかもしれません
が、以前親の死亡を知らせず、何年にもわたって「遺産年金」
をもらっていた家族もいましたね。
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